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玉虫 [その他]

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 先日、チチ先輩から玉虫を授かった。いつもお世話になりっぱなしで頭が上がらないのですが、この玉虫、チチさん本人が7月の終わりに大阪北部の能勢で捕獲したものだそうである。男子であれば「玉虫」と聞いて心を時めかさない人なんてほぼ居ないと思うのだけれど、この完成度の高いボディーは憧れと言っても過言じゃなかった。僕自身は小学低学年のガキの頃、家族で行った奈良の長谷寺で参道を歩いていると、突然に身体の正面に突撃してきて地面に転がり落ちた光り輝く神々しい物体が玉虫であった。遥か昔の出来事であるにもかかわらず、その情景を鮮明に記憶しているのは「玉虫」であるからに他ならない。ベースとなる色の緑色は金属的な輝きなのだけど、メタリックなんていう薄っぺらい言葉なんぞは使いたく無い。その身体をVサインに走るシャープな紅花色、あるいは瑠璃色のラインは、鳥等の敵を撹乱させるにしてはあまりにアグレッシブな気もする。しかし、この魔法使いが着る衣装のような、深みのある緑色のなんと素晴らしい事よ。気品の高い、でもナチュラルな色彩!!
 この、僕には理解し難い美しさと、そこに感じ取る事の出来る・・昔より愛されている香水の如き甘い芳香には明らかに霊的な力が宿っているいるようにも思われるし、その半透明的な表現は、揺れる心に静けさをもたらすような感覚さえ感じたり、何より劣化とは無縁の永久不変的なきらめきが存在してるような・・・。全く、何物かの使徒じゃないのか!?

 写真右の玉虫の下はジャンゴのSwing盤78rpm。先週触れた「Nuages」の盤。こうして眺めていると、ジャンゴの甘い旋律やコードとコードの隙間に、にこやかに玉虫の羽音が漂っているように聞こえてきた。もちろん、ゴンチチにも!! 
チチ先輩、ありがとうございました。

 前々回の「昨日のボンボンライヴ」の記事で、チチさんのヴォーカルに関して「ヒンディー語」と書きましたが、多くは「タミル語」だそうです。ごめんなさい。訂正とお詫びであります。

 次回営業予定日は7日8日9日の土日月曜です。早く通常営業をしたいのですがね、もうしばらく御容赦お願いいたします。

ガロート珈琲 店主

 
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